何とかなるって!

アメリカで高校時代の夏のホームステイから大学院留学を経てアメリカ永住。そして起業へと繋がる私の話

ホームステイ先の話


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その当時は大阪に住んでいて、大阪の空港にホームステイツアーの参加者が集まりました。確か5人ぐらいいたと思います。そこにはグループの引率者として九州の短大の先生が同行していました。丁度台風が大阪に向かって進んで来ていて飛行機がキャンセルになるかも、、、と心配していましたが無事出発。待っている間に自己紹介などしてみんなで飛行機に乗り込みまずは東京へ。東京の成田空港で、東京周辺からの同じツアーへの参加者と合流してポートランドへ向けて飛び立ちました。

飛行機の中では新しく友達になった参加者とホストからの手紙を見せあい、どっちのホストが良さげかなど今思うと失礼な会話で盛り上がり、その頃には私のあだ名は「大阪」と定着。理由は至って簡単。私が大阪出身で、大阪弁を話すから。あの夏にあったみんなは、学校での友達とは違っていて微かに感じる自分と同じ匂い、、、を感じとても心地よかったのを覚えています。あれはきっと外に目が向いていて、日本を飛び出したい人たちに共通するエネルギーの一種だったのかなと思います。

ポートランドに到着後、さらにバスに乗り込んで一路向かったのはみんながホームステイすることになっていた町、ユージンです。ユージーン市はオレゴン州第2の市で、オレゴン大学がある(しかない)典型的なアメリカ大学町です。 バスはみんなのホストが待つ教会の前に到着。そこで各ホストファミリーとのご対面となりました。私のホストダッドとマザーはいかにもアメリカンなピックアップトラックで迎えに来てくれていました。ツアー参加者と各ホストファミリーはお互いに写真を送り合っていたので、写真を片手に3週間預かることになる日本人の子供を探しているホストもいれば、さっさとホストを見つけて一緒に写真を撮っている人もいてみんな興奮気味だったのを覚えています。

私も私のホストもほぼ同時にお互いを見つけ、歩み寄るとお辞儀をしようとした私をいきなりハグして歓迎してくれました。でも、私がお辞儀しようとしたことに気付いていたようですぐに手を離して夫婦二人でぎこちないお辞儀をしてくれ、みんなで大笑い。そこで私は日本からずっと練習していた初めてのご挨拶!とそれなりに流暢に聞こえる英語で名前を名乗り、ホストとして受け入れてくれたことに対してのお礼を言い、3週間よろしくお願いしますと無事に言い終えました、、、、。が、これが予想外の展開につながりました。予想外の展開とは、、、、。「なんや、こいつ、英語分かっとるやん!」とホストに誤解されたのです。私が考えて練習したのは今思うと「セリフ」だったのです。私の通う学校に英会話というクラスがあってアメリカ人の先生が教えていたのですがその先生相手に挨拶のセリフを練習しまくって、発音も直してもらって、イントネーションなんぞも覚え、まさに挨拶だけは英語が喋れる人のように聞こえるくらい練習して行ったわけです。ホストにしてみれば英語はほとんど喋れませんと聞かされていたのにいきなり英語のセリフで挨拶されたら誤解しますよね、、、。そこまで考えていなかった私はそこから1−2日は苦労することになりました、、、。ホストが私が英語を分かっていると思い込んでフツーのスピードでフツーに喋ってくれていました。ポカーンとする私、返事がいまいち出来ない私に気付くのにはあまり時間はかかりませんでしたけど。ホストブラザーが「こいつ、全然分かってないで」と夕食の時にホストマザーに言っていたのはしっかりと分かりましたが。不思議なことに悪口系はやたらわかるのが面白かったです。他の話はいまいちでも、英語が分かってないよ、こいつ。などと言われている時はやたらきっちりわかるのが面白い、、、。でもその時はそれしか分かってないから余計に気持ちが焦って大変でした。それでも帰りたいとは全然思わなかったのも不思議です。

 


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