何とかなるって!

アメリカで高校時代の夏のホームステイから大学院留学を経てアメリカ永住。そして起業へと繋がる私の話

アメリカのビザ

 

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アメリカに行ってみたい、住んでみたい、経験してみたいと思った時にどんなオプションがあるのか知ってますか? アメリカに入国するには、入国の理由に見合ったビザを持っていないと入国できません。日本人の場合、観光目的でアメリカに入国する場合、観光ビザなしで入国し、90日まで滞在できます。ESTAと呼ばれるアメリカに観光ビザなしで入国できる国のパスポート保持者登録のシステムに事前登録して料金を払えば大丈夫ですね。

 

出張でアメリカに入国する場合、90日未満であってもビザが必要になります、何故ならば仕事で入国するからです。観光とは違いますよね?

 

もしも仮に英語学校に通うとして90日以内しかアメリカにいないからビザは必要ないと思うかもしれませんが、本当はこれはグレーエリアなのです。英語学校によってはビザなしの観光ステータスの学生を受け入れるところもあるのですが、おすすめしません。

 

遊学・留学でアメリカの高等教育機関、または英語学校に通う場合、学生ビザ(F−1)が必要になります。数は多くありませんが、コミュニティーカレッジと呼ばれる2年制大学の職業訓練系のコースに留学する場合はF−1ではなくM−1ビザが必要なことがあります。

 

F−1ビザについては、また別に詳しく書いていきます。

 

 

アメリカで就労するには、また別のビザが必要です。ほとんどの就労者はH−1B

と呼ばれるビザが必要になります。このビザは、年間65000件発行されるビザで、アメリカの景気が良い期間は特に取得が難しいです。

 

このH−1Bビザについてもまた別に詳しく書いていきます。

 

もう一つ、日本ではほとんど知られていない上に、上手に利用されていないビザカテゴリーがあるのですが、ご存知の方はいらっしゃるでしょうか?

 

ヨーロッパ系の国、特にフランスやドイツ人が上手に使いこなしているビザですが、一体なんでしょう?

 

それはJ−1ビザです。

 

J−1ビザは、Exchange Visitor (エクスチェンジ ビジター)プログラムの参加者に発行されるビザです。口の悪いインターナショナル教育に携わる人の間では密かにプロパガンダビザとも呼ばれることがあります。

 

プログラムの趣旨は、海外からアメリカに来てもらって、普通のアメリカ人と交流し、アメリカで友達を作り、良いイメージを持ってもらい、自国に帰ってアメリカでの楽しい経験を広めてもらうということです。

 

Soft Diplomacy (ソフトディプロマシー)とも呼ばれる外交政策の一部ともなっています。このビザは、他のビザにはないとても魅力的で、柔軟的な要素がいっぱいなのですが、どういう訳か日本人には馴染みが薄いのです。

 

34万件のJ−1ビザが2018年に発行されていますが、そのうち日本からJ−1ビザでアメリカに来たのがたったの7000人です。

ちなみに、日本からの留学生が減ったといえども、2018年には日本からF−1ビザでアメリカに来た学生は19000人に登ります。

 

 

 

 


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