何とかなるって!

アメリカで高校時代の夏のホームステイから大学院留学を経てアメリカ永住。そして起業へと繋がる私の話

スキースクールの話 #3

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Snow and lake

 

何十校という学校からのスキー合宿をのインストラクターをしているうちに、初日の朝の集合場所まで来る様子を見ているだけで学校の偏差値レベルを言い当てられるようになったのは特技ですかね?あまり役には立ちそうにない特技ですが。

 

その経験を通して色々と考えました、なんと言っても私、教育学専攻の学生でしたので。

その時思った事、それは「あほの学校は先生もアホ」という事でした。

 

鶏が先なのか、卵が先なのかという感じですが、引率してくる先生とスキースクールとのやり取り、話し方、接し方の全てを見ていての先生の質と学生の質、学校の質というのは正比例しているなという事です。また、自分の知らない事、出来ないことに直面した時の生徒の対応の仕方、向き合い方の差というのがどれだけ大切かという事です。勉強が出来る子たちはすぐに諦めないから勉強が出来るようになったのか、勉強をして分からないことが分かるようになったり、出来るようになる経験を積み重ねて来たからすぐに諦めなくなったのか、どちらなんでしょう? それを疑問に思った私はちょっと実験してみたのです。

あまり頭の良くない学校で、疲れて諦めて雪上に座り込んで動かない子たちに雪合戦でもしていろと休憩時間を与えている間にちょっと投げやり系の感じだけれども感じの良さそうな子を選んで一対一で褒め倒して指導してみたらあっという間に出来る様になり笑顔が出るように。出来ないことが出来るようになる体験をした途端に人が変わったように明るく前向きになるのを目撃しました。その時に思いました。あ、この子たちのほとんどが一対一で向き合って付き合って指導してくれる大人に出会ったことがないんだろうなと。その子たちの褒めちぎられた時に見せた居心地の悪そうなはにかんだ感じも新鮮でした。この子たちは褒められ慣れていないのかもしれないと思いました。反対に頭のいい学校の子たちは褒めるとすぐに調子に乗って「俺はすごいから」とか、「知ってた!」などと返してくれり頷いてくれたり、大きな笑顔を返してくれたりしていました。明らかに褒められた経験があって、反応の仕方を知っている感じ。

 

ほぼ同じ環境の中で勉強の出来るグループと勉強の出来ないグループが同じ活動をする中でみたそれぞれの反応。私の中では忘れられない経験になっています。

 


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